今回は、以前からご要望をいただいておりました「商品ができるまで」の工程を『シールはり絵』でを例に
ご紹介させていただきます。「見ているだけでほっこりする春にぴったりのキット」というコンセプトのもと
「シールはり絵」の新シリーズを新たに企画。のんびりかわいい猫がいる人気の観光名所を水彩画タッチで
表現した商品という企画が決まりました!
絵のコンセプトが決まったら様々な資料を参考にラフを描きます。
<季節・・・
どんなネコがよいか(三毛?はちわれ?)
ネコがいて違和感のない場所か?
等々、思案します。>
できたスケッチを社内会議に提出。飾りたい景色なのか?などダメ出しされながら場所を変更したり、描き直し・・・花のバランスなど細かい部分まで修正していきます。<社内会議はこの後の工程でも、都度行われます。>※画像はイメージです。
スケッチの決裁がとれたら実際に水彩で色を付け全体の色味を考えます。
<発売予定の2点の色味が似ないよう特に気をつけました。>
ラフスケッチをもとに実際の商品となる線画を描きます。また、線画をもとに部品シート(シール)も作ります。<シールとして型抜きができる形に整えながら単調になりすぎない形を意識します。>
部品シートを作るために一度にすべて着彩することができないため、転写したパーツひとつひとつに着色していきます。
<水彩らしさが際立つように大げさに「にじみ」や「ぼかし」をつけました。
書き込みすぎると水彩の良さが出ないためここが一番神経を使います。>
パソコンで色味を調整し、全体のまとまりをつけます。
<ここで2の工程で作ったイメージからかけはなれないように気をつけます>
完成形の絵柄が決定!
水彩画から作るのは初めての試み。
トライアンドエラーを繰り返しようやく絵柄が完成です。
ここから商品の加工に進みます!
加工業者へ依頼し、印刷、型抜きをしてシールにします。シールはお客様がはがしやすい様、エンボス加工などもあわせて施します。印刷物の色調整や型の確認など多くの作業が必要です。
台紙も失敗しても貼り直しができるよう表面に加工を施しています。印刷時の色ずれなど何重にもチェックをし加工業者さんへ依頼します。さらに納品見本をチェックします。
写真等で分かりやすくした説明書を作成し部材等すべてセットをしてキットの完成です!
完成キットを検品しお客様のもとへお届けしています
キットになった2点のご紹介!